中学保健体育(体育実技)
単元14: ハンドボール
ハンドボールは、ゴールキーパーを含む11人の選手で行うサッカーと異なり、7人の選手で行う「送球(そうきゅう)」と呼ばれる球技です。手を使ってボールをパス・ドリブルで運び、相手ゴールに投げ入れて得点を競い合います。ここでは、テストに出やすい独自のルール(歩数や秒数の制限)、エリアやコートのラインについて整理します。
1. ハンドボールのチーム構成と再開方法
1チーム7人の選手構成
- 人数:ゴールキーパー(GK)1人、コートプレイヤー(CP)6人の計7人で1チームを構成します。
- スローオフ:前後半の開始時、または得点が入った後に、ピッチ中央のセンターライン上からボールを投げ入れてゲームを開始・再開する方法。
2. 歩数・時間の制限と主な反則
3秒・3歩ルールとダブルドリブルなどの反則
ハンドボールでは、ボールをキープする時間や歩数に厳密な制限があります。バスケットボールと名前やルールが異なるため、テストで引っ掛け問題になりやすい箇所です。
| 制限項目 | ルールの基準 | 反則の名前(バイオレーション) |
|---|---|---|
| 歩数の制限 | ボールを持って歩けるのは3歩まで。 | 4歩以上歩くとオーバーステップの反則となります。(※バスケットボールのトラベリングに該当します) |
| 時間の制限 | ドリブルをせずにボールを手に持っていられるのは3秒まで。 | 3秒を超えてボールを保持すると、オーバータイム(タイムバイオレーション)の反則となります。 |
| その他の反則 | ー | ・ダブルドリブル:ドリブルを一度キャッチした後に再度ドリブルを行うこと。 ・プッシング、トリッピング(足掛け)などのファウル。 |
3. コートのエリアと主要なライン
ゴールエリアとフリースローライン
ハンドボールのコートには、他の競技にはない特徴的なエリアやラインがあります。
- ゴールエリア(6mライン):ゴールの前に描かれた半円形のエリア。ここはゴールキーパーだけが入ることができ、他のプレイヤーは(シュート時などで空中に飛び込んでいる場合を除き)地面に足を踏み入れてはなりません。
- フリースローライン(9mライン):ゴールエリアの3m外側にある点線。守備側がこのエリア内で反則を犯した場合、攻撃側はこのラインの外側からフリースローを行って再開します。
- 7mライン:ゴール正面7mの位置にある短いライン。サッカーのPKにあたる7mスロー(ペナルティスロー)を行う際に、このラインの後ろから直接ゴールを狙って投げます。
- 7mスローの条件:決定的な得点チャンスを、守備側の不当な反則(ファウル)によって妨害された場合に与えられます。
🔥 定期テスト対策・暗記のコツ
① 4歩以上歩いたら「オーバーステップ」
ハンドボールで歩きすぎる反則は「トラベリング」ではなく「オーバーステップ」です。バスケットボールの用語とごちゃ混ぜにならないようにしてください。
② 制限は「3歩・3秒」
歩けるのは「3歩」、持っていられるのは「3秒」です。どちらも「3」という数字なので非常に覚えやすいセットです。
③ 6m・7m・9mラインの違い
「6m ➔ GKだけのゴールエリア」、「7m ➔ PKにあたる7mスロー」、「9m ➔ 点線で描かれたフリースローライン」です。この3つの距離とラインの役割の対応は、記述や図選択で非常によく狙われます。