単元7: スポーツの意義と歴史
スポーツは、単なる体力づくりの手段ではなく、世界中の人々を結びつけ、人生を豊かにする「文化」です。ここでは、スポーツの語源や多様な関わり方、オリンピックの歴史と理念、そしてスポーツに関する法律や社会的な役割について学びます。
1. スポーツの語源と本来の意味
余暇や休養として楽しむスポーツの本質
スポーツ(sports)という言葉は、ラテン語の「deportare(デポルターレ)」(持ち去る、転じて「義務から離れる」)を語源としています。 そこから、英語のスポーツという言葉には本来、「気晴らし・遊び・休養」といった意味が含まれていました。勝敗を競うことだけでなく、楽しむことそのものが本質です。
2. スポーツとの「4つの関わり方」
「する」「みる」「支える」「知る」の多様な関わり方
現代におけるスポーツへのアプローチは、プレイヤーとして動くだけでなく、多様化しています。テストでは具体的な関わり方の分類が問われます。
- ①『する』スポーツ:自らルールに従って競技や運動を行うこと(例:部活でプレイする、散歩をする)。
- ②『みる』スポーツ:試合を会場で観戦したり、テレビやインターネットで観ること(例:スタジアムでのサッカー観戦)。
- ③『支える』スポーツ:ボランティアや審判、運営者としてスポーツ活動をサポートすること(例:野球チームのマネージャー、大会の給水ボランティア)。
- ④『知る(学ぶ)』スポーツ:スポーツの歴史やルール、戦術を調べたり、試合の結果やニュースを調べたりすること(例:ネットで結果を検索する、戦術を研究する)。
※これらの「する」「みる」「支える」「知る」は、それぞれを関連させながら関わることで、スポーツの楽しみをさらに深めることができます。
3. 近代オリンピック・パラリンピックの歴史
オリンピックの歴史とメディアの関わり
オリンピックをはじめとする国際大会は、国籍や年齢、性別、障がいの有無を超えて人々を結びつける働きがあり、国際親善や世界平和に大きな役割を果たしています。
- 近代オリンピックの創始者:古代ギリシャの競技会(古代オリンピック)を参考に、1896年に近代オリンピックを創始したフランスの男爵はピエール・ド・クーベルタンです。
- 第1回大会の開催地:ギリシャのアテネで開催されました。
- オリンピズム:オリンピック憲章に定められた基本的な理念。「スポーツを人々の調和ある発達に役立て、平和な社会を築く」という考え方。
- パラリンピック競技大会:オリンピックのすぐ後に同じ場所で開催される、様々な障がいのある選手が参加する国際的なスポーツ大会。
- メディア:テレビ、新聞、インターネットなどの総称。オリンピックなどの国際大会を世界中に伝え、スポーツの普及や商業化に寄与しています。
4. 現代社会とスポーツに関する法律
- スポーツ基本法(2011年制定):それまでのスポーツ振興法を全面改正し、「スポーツは世界共通の精神文化である」と位置づけ、スポーツを通じてすべての人々が幸福で豊かな生活を営むことができる社会の実現を目指して制定された法律。
🔥 定期テスト対策・暗記のコツ
① スポーツの4つの関わり方の分類
「野球部のマネージャー ➔ 『支える』」「試合結果を調べる ➔ 『知る(学ぶ)』」など、具体的な行動例から関わり方の名前を答えさせる問題は非常によく出ます。
② クーベルタンとアテネ
近代オリンピックの父「ピエール・ド・クーベルタン」、第1回大会の都市「アテネ」、理念「オリンピズム」。この3つの用語は、歴史問題としての定番セットです。
③ 法律の名前「スポーツ基本法」
2011年に制定された法律名「スポーツ基本法」は、年号とともに穴埋め問題で非常によく狙われます。「すべての人々が幸福で豊かな生活を営む」という文脈があれば、この法律です。