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中学保健体育 | 定期テスト対策の要点整理

単元4: 傷害の防止と安全な生活

日常のけがや交通事故、自然災害、あるいは犯罪などの「傷害」は、いくつかの要因が重なって発生します。この単元では、傷害が起こる要因、交通事故や自然災害への備え、そして命を救うための心肺蘇生法や応急手当のやり方を整理します。

1. 傷害(けが・事故)が起こる要因

傷害は、人の行動や心理状態に関わる「人的要因(主体の要因)」と、周囲の状況や設備に関わる「環境要因」が重なることで発生します。

2. 交通事故の3要因と車両の危険

交通事故は、主体要因(人的要因)環境要因に、ブレーキの整備不良などの車両要因が加わって起こります。

① 自動車の危険特性

② ブレーキと停止距離の関係

自動車は急ブレーキをかけてもすぐには止まれません。以下の関係式はテストで必ず出ます。

停止距離 = 空走距離 + 制動距離
空走距離(くうそうきょり):運転者が危険に気づき、ブレーキを踏んで実際にきき始めるまでに走る距離。
制動距離(せいどうきょり):ブレーキがきき始めてから、車が完全に停止するまでに進む距離。
停止距離の関係図

空走距離、制動距離と停止距離の関係

3. 犯罪の防止と自然災害への備え

4. 応急手当と心肺蘇生法

その場に居合わせた人(バイスタンダー)が行う一時的な手当を応急手当(おうきゅうてあて)といいます。

① 止血法(血の止め方)

大量に出血している場合は、傷口に清潔なガーゼやハンカチなどを直接当てて強く押さえる直接圧迫止血法(ちょくせつあっぱくしけつほう)を行います。これが最も安全で効果的です。

② 心肺蘇生法(しんぱいそせいほう)の流れ

ステップ 具体的な処置内容
1. 反応の確認 肩を優しくたたきながら声をかける。反応がなければ大声で助けを求め、119番通報とAEDの手配を誰かに頼む。
2. 呼吸の確認 胸と腹部の動きを見て、ふだんどおりの呼吸があるか10秒以内で確認する。呼吸がない、またはしゃくりあげるような不規則な呼吸(死戦期呼吸[しせんきこきゅう])の場合は「呼吸なし」と判断する。
3. 胸骨圧迫 ただちに胸骨圧迫を開始する。
深さ:胸が約5cm沈むように強く。
テンポ:1分間に100〜120回の速さで絶え間なく。
方法:肘を伸ばし、体重を乗せて垂直に押す。(※人工呼吸ができる場合は、圧迫30回:人工呼吸2回の割合で行うが、できなければ圧迫のみを続ける)
4. AEDの使用 AEDが届いたら電源を入れ、音声ガイダンスに従う。
・電極パッドは衣服を脱がせて肌に直接貼り付ける。
・AEDが心電図を解析中、および「電気ショック」のボタンを押す際は、感電を防ぐため誰も傷病者に触れていないことを必ず確認する。
胸骨圧迫

胸骨圧迫(約5cm沈む強さ、100〜120回/分のテンポ)

AEDの使用

AED(自動体外式除細動器)の使用

③ 日常のけがの応急手当

骨折の固定

添え木を用いた骨折の固定

RICE処置

打撲や捻挫へのRICE処置(冷却)

🔥 定期テスト対策・暗記のコツ

① 空走・制動・停止距離の計算と定義
停止距離 = 空走距離 + 制動距離」。それぞれの言葉の定義(ブレーキを踏むまでが「空走」、踏んでから止まるまでが「制動」)を確実に暗記しましょう。

② 胸骨圧迫の「数値」
「沈む深さ ➔ 約5cm」「テンポ ➔ 1分間に100〜120回」。この数値は選択肢や穴埋め問題で非常にひっかかりやすい数字です。

③ 捻挫・打撲の手当ては「冷やす」
捻挫や打撲は「すぐ冷やす」。お風呂で温めたりマッサージしたりするのはNG。英語の頭文字を取った「RICE(ライス)処置」のスペルと意味を答えられるようにしましょう。

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