中学保健体育(体育実技)
単元21: ダンス
ダンスは、身体の動きを通して感情やテーマを表現したり、仲間とリズムを合わせて踊りを楽しんだりする運動文化です。ここでは、創作ダンスの構成技術(ユニゾンやカノン)、世界と日本の様々な民踊(フォークダンス・よさこい・花笠)、および現代的なリズムダンスの基本ステップを学びます。
1. 創作ダンスの表現手法
全員で揃えるユニゾンや順に動くカノン
創作ダンスや表現運動では、2人以上で踊る際に以下のような構成技術を用いて、変化に富んだ美しい見せ方をつくります。テストで最も問われやすいセクションです。
- ユニゾン:2人以上のダンサーが、まったく同じ動きを、同じタイミングで同時に行う表現手法。(例:サビ全員で同じポーズをするなど)
- カノン:同じ動きを、輪唱(かえるの合唱)のようにタイミングを少しずつずらして順番に行う表現手法。(例:左端の選手から順々に手を上げていくなど)
- シンメトリー:フォーメーション(立ち位置)やポーズが、鏡写しのように左右対称になっている構成手法。安定感や美しさを表現できます。
2. 世界のフォークダンス
プロムナードなどのフォークダンスのステップ
フォークダンスは、世界各地で古くから踊り継がれてきた民俗舞踊です。国とダンス名、ステップ、組み方の対応を整理します。
- オクラホマ・ミクサー:アメリカで生まれた、パートナーを次々に交代させながら輪になって踊る代表的なフォークダンス。
- フラメンコ:情熱的なステップ(足の踏み鳴らし)や手拍子が特徴的な、スペインで生まれた伝統のダンス。
- バルソビアナポジション:男女が並んで同じ方向(前)を向き、後ろから男性が女性の手を持つフォークダンス独特の組み方(ホールド)。
- シングル・サークル:マイムマイムなどのように、全員で大きな1つの円をつくって内側(または外側)を向いて踊る、最も基本的なフォーメーション(隊形)。
3. 日本の民踊(みんよう)
輪になって踊る盆踊りなどの日本のダンス
日本各地の風土や祭りに由来する踊りです。都道府県名と踊りの特徴、手にする道具を暗記しましょう。
| 民踊名 | 発祥の都道府県 | 特徴と手にする道具 |
|---|---|---|
| よさこい鳴子踊り | 高知県(こうちけん) | 手に木製の音響用具である「鳴子(なるこ)」を持ち、音楽のリズムに合わせてカチカチと鳴らしながらエネルギッシュに踊ります。 |
| 花笠音頭(花笠踊り) | 山形県(やまがたけん) | 赤い花飾りがあしらわれた「花笠(はながさ)」を手に持ち、それを回したり返したり、風を切るような動作を交えながら踊ります。 |
4. 現代的なリズムのダンス
ストリート系や現代的なリズムのダンス
ヒップホップやロックなど、乗りの良い音楽に合わせてビートを刻むダンスです。
- ボックスステップ:現代的なリズムのダンスの超基本ステップ。右足と左足を交互に踏み出し、床に四角形(正方形)を描くように前後左右にステップを踏む動作。
🔥 定期テスト対策・暗記のコツ
① ユニゾンとカノンの違い
「同時に同じ動き ➔ ユニゾン」、「ずらして同じ動き(かえるの合唱) ➔ カノン」。この定義の対比は創作ダンス理論の得点源です。
② 日本の民踊と道具・発祥地
「よさこい ➔ 高知県・鳴子」、「花笠音頭 ➔ 山形県・花笠」。都道府県名と道具名の組み合わせを完璧に暗記しておきましょう。
③ ボックスステップの動き
「ヒップホップ等で床に四角を描くように踏むステップ ➔ ボックスステップ」。カタカナ記述で非常によく問われます。