中学保健体育(体育実技)
単元18: バドミントン
バドミントンは、ラケットを使ってコルクに羽根のついた「シャトル」をネット越しに打ち合う、非常にスピード感のあるネット型のスポーツです。ここでは、基本的な構えや足の動き、様々なショットの名称、そしてコートラインの使い分けや得点ルールについて整理します。
1. 基本的な技術と構え
コルクと羽で構成されたシャトルの特徴
- シャトルコック(シャトル):コルクの台座に水鳥などの羽根が植え付けられた、バドミントン専用の球。
- リストスタンド:シャトルを正確に、また遠くまで飛ばすために、手首を立てて固定し、腕とラケットが「V字型」になるように保つ基本の構え方。
- フットワーク:シャトルが落ちてくる位置に素早く移動し、正しい打球姿勢をつくるための足のステップ。
2. 多彩なショット(打ち方)の分類
高く奥まで飛ばすクリアなどの基本打法
バドミントンには、シャトルの軌道や速度によって多くのショットがあります。それぞれの目的と特徴はテストの定番問題です。
| ショット名 | シャトルの軌道と打ち方の特徴 | 主な戦術的役割 |
|---|---|---|
| クリアー | 相手コートの奥深くに向けて、高く遠く飛ばす基本的なショット。 | ラリーをコントロールし、体制を立て直す。 |
| スマッシュ | 高い打点から、相手コートに向けて鋭く強力に打ち下ろす最速のショット。 | 攻撃の決定打として得点を狙う。 |
| ドロップ | スマッシュと同じフォームから、相手コートのネット際にふわりと落とすショット。 | 相手の裏をかき、前方に走らせる。 |
| ヘアピン | ネット近くに落ちたシャトルを、ネットの上部をすれすれに越えるようにふんわりと落とす繊細なショット。 | ネット際の主導権を握る。 |
| ドライブ | ネットすれすれの低い弾道で、床とほぼ平行に強く打ち合う高速のショット。 | 主にダブルスで速い攻防を行う。 |
3. コートラインとサービスルール
シングルス・ダブルスそれぞれのサービスエリア
① シングルスとダブルスのコート幅
- コートの幅(サイドライン)の使い分け:
- シングルス(1対1):内側のラインを使用する(狭い)。
- ダブルス(2対2):外側のラインを使用する(広い)。
- ショートサービスライン:サーブを打つ際、シャトルが必ず越えなければならない、ネットに近い側のライン。
- サーブの打点ルール:サーブを打つ瞬間の打点は、サーバーのウエスト以下でなければなりません。また、ラケットのシャフト(柄)が下を向いている必要があります。
② ラリーポイント制とセッティング
- 得点方式:サーブ権の有無に関わらず、ラリーに勝った側にポイントが入るラリーポイント制で行われます。1ゲームは21点先取です。
- セッティング:ゲーム中にポイントが「20対20」の同点(デュース)になった場合、どちらかが先に2点差をつけるまでゲームが続きます。ただし、決着がつかない場合は、先に30点を取ったプレイヤーがそのゲームの勝者となります(最大30点)。
- 主な反則(フォルト):
- タッチザネット:プレイ中にラケット、体、または衣服がネットに触れてしまう反則。
- オーバーザネット(相手コート側でシャトルを打つ)、アウトオブバウンズ(コート外に落とす)など。
🔥 定期テスト対策・暗記のコツ
① 手首を固定する「リストスタンド」
シャトルを強く遠くへ飛ばすための基本の構えは「リストスタンド」です。ラケットと腕が「V字」になるように、手首を立てることを意味します。
② クリアー・ドロップ・ヘアピンの軌道の違い
「奥深くへ高く ➔ クリアー」、「奥から手前ネット際へ ➔ ドロップ」、「手前から手前ネット際へ ➔ ヘアピン」。この3つの違いは軌道のイメージと一緒に整理して覚えましょう。
③ セッティングの最大点数「30点」
通常は21点先取ですが、デュース後は2点差がつくまで続きます。ただし、上限は「30点」と決められており、「30対29」になれば30点を取った側の勝ちになります。この上限値は数値問題で頻出です。