歌唱曲④ (翼をください・夏の思い出・明日を信じて)
誰もが知っている日本の定番曲「翼をください」「夏の思い出」と、中学校の合唱活動で歌われる「明日を信じて」について整理します。テストによく出る、拍子や調、歌詞が表現する風景の意味、大切な音楽記号などを詳しく見ていきましょう!
1. 「翼をください」の要点整理
教科書や合唱コンクールの定番であり、世界中で歌い継がれる名曲です。
① 基本データ
- 作詞:山上路夫(やまがみみちお)
- 作曲:村井邦彦(むらいくにひこ)
- 速度記号:Moderato(モデラート)
意味は「中ぐらいの速さで」
- 拍子:4分の4拍子
- 調:変ロ長調(へんろちょうじょう)(フラット「♭」がシとミの音に2つつく調)
- 合唱形態:混声三部合唱(後半のサビ部分でソプラノ・アルト・男声に分かれます)
② 楽典:3連符(さんれんぷ)の正体
この曲に登場する3連符(8分音符が3つ繋がって「3」と書かれたもの)は、4分音符を均等に3等分したものです。1拍(4分音符1つ分)の長さの中に3つの音を均等に割り振って歌います。
2. 「夏の思い出」の要点整理
尾瀬の自然の美しさと、心に残る夏の情景を歌った日本の代表的な歌曲。
① 基本データ
- 作詞:江間章子(えましょうこ)(「夏の思い出」の詩を書いた著名な詩人)
- 作曲:中田喜直(なかだよしなお)(「ちいさい秋みつけた」や「めだかの学校」などの作曲家)
- 拍子:4分の4拍子
- 調:ニ長調(にちょうじょう)(シャープ「♯」がファとドに2つつく調)
- 形式:二部形式(A-Bの2つの対照的な部分からなる形式)
- 歌われている湿原:尾瀬ヶ原(おぜがはら)(群馬・福島・新潟にまたがる自然豊かな湿原)
② 歌詞の意味(テスト必出!)
(初夏に咲くシャクナゲの花のような、淡いピンク色のことを指します)
③ 登場する音楽記号
- スラー ➔ 高さの違う2つ以上の音符を滑らかに演奏する(タイとの違いに注意!)。
- フェルマータ ➔ その音符(休符)をほどよくのばす。
フェルマータの記号
- ピアニッシモ (pp) ➔ とても弱く
- ディミヌエンド (dim.) ➔ だんだん弱く(decresc. と同じ意味です)
3. 「明日を信じて」の要点整理
明るい未来への一歩を感じさせる合唱曲です。
① 基本データ
- 作詞・作曲:小林真人(こばやしまさと)(一人で作詞・作曲の両方を手がけています)
- 拍子:4分の4拍子
② 登場する音楽記号・用語
8分休符
意味:半拍(0.5拍)休む
メッゾ フォルテ (mf)
意味:少し強く
タイ(Tie):すぐ隣の「同じ高さ」の2つの音符を繋いで1つの音としてのばす記号。
クレシェンド(cresc.):意味は「だんだん強く」
🔥 定期テスト対策・暗記のコツ
① スラーとタイの区別(記述問題で頻出!)
「夏の思い出」のなめらかなメロディには「スラー(高さの違う音符をなめらかに繋ぐ)」が使われます。一方、「明日を信じて」や他の曲で同じ高さの音を繋いで伸ばすのは「タイ」です。この2つの定義の違いをしっかり説明できるようにしておきましょう!
② 「夏の思い出」の湿原と花の色
地理との融合問題のようですが、「尾瀬ヶ原」と「石楠花色(薄い紅色)」の2つの単語は記述問題で非常によく狙われます。漢字で正確に書けるように練習してください。
③ 3連符の数学的理解
「翼をください」の8分音符3連符は「4分音符を3等分したもの」です。3等分する元の音符が何なのかを問う選択式問題によく出ますので、「3連符(8分音符)=1拍=4分音符」の方程式で理解しましょう!